Day057_【虫・集合体苦手な方は閲覧注意】ミツバチの分蜂作業
カムリエン、晴れの1日でした。
今朝はカウンターパートNGO農業作業員の1人と、事務所長とで、朝からJICA事業で養蜂をしている世帯の状況を確認しに回りました。
養蜂をしているミツバチの種はハリナシミツバチ。カンボジアでは、ハチミツは従来薬として使用されてきました。
養蜂は重労働ではないためい、JICA事業対象者である地雷や不発弾で体に障害を持った方でも取り組みやすいのではないかと考え、昨年から試験的に導入しています。現在は、ミツバチが蜜を集めやすそうな、土地の回りに草花が多い5世帯が挑戦中です。
来月から乾季に入り、養蜂に最適な気候となります。養蜂に挑戦している世帯のほとんどで1箱目が満タンになっているため、来月、分蜂作業を行う予定です。その前に、一度問題がないかを確認することになりました。
さっと見回りを終えて、残りの時間は事務作業になるはずでしたが…
初めに回った家庭で、いきなりトラブル発生。
巣箱の上部がシロアリに食われていました…🐜🐜🐜
このままでは巣箱を食い荒らされてしまうため、シロアリ駆除と同時に新しい箱への分蜂作業、採蜜も行いました。
ちなみに、シロアリは鶏銀行で飼育中の鶏たちが綺麗に食べてくれました。
作業服を来て分蜂作業中の先生と、事業対象者の方。
中を開けるときに近くにいたら、大量のハリナシミツバチに襲われました。彼らは刺しはしませんが、噛んできます。これが結構痛い。
髪の毛にもたくさん引っ付かれて大変でした。
小さい球体は卵、大きい球体には蜜が入っています。
ちょっと舐めさせてもらいましたが、結構酸っぱかったです。周りにある花の種類で味が変わるとか。
それほど量が取れず糖度も高くはないため、少量のお薬という位置づけで売り出しても面白そうです。
その後、3世帯を回りましたがどの世帯も順調でした。
ちなみに、養蜂事業と並行で、このハチミツのブランディング事業も進行中です。8月には、国内事務所からデザイン専門家が派遣され、養蜂ブランディングのワークショップを行いました。
その際、養蜂に挑戦している方から「マーケットに並ぶ様子がイメージでき、眼の前の養蜂事業のモチベーションが高まった、もっと頑張ろうと思った」というとても嬉しい感想が寄せられていました。
私としては、私たちに気を遣った感想ではないかなあ…と邪推したりもしていたのですが、こうしてきちんと進めてくださっているのを見ると、あの言葉は単なるお世辞ではなかったのだと思います。
午後は、カウンターパートNGOの先生たちは、豚の試料を買いに出かけました。事務所長さんと私は近隣のカフェで作業。
事務所長さんは、全事務所合同での職員会議と、会計さんへの会計報告を行っていました。ラオス養蜂事業のためのマニュアル作成も進めていました。
本日の出費(4000KHR ≒ 1.0USD)
- 洗濯洗剤@露店:13000KHR
- パパイヤシェイク@近くのカフェ:5500KHR
- カフェラテ@近くのカフェ:4000KHR
- 夜ご飯@ローカルな食堂:8000KHR